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株式会社国際有機公社

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連作障害の症状

土壌病害(主な病名)

土壌中に生息している病原体が、作物の根や茎など土壌と接している部分から侵入し、増殖して発症する病気のことを総じて土壌病害といいます。土壌病害のことを土壌伝染性病害ともいいます。
病気を引き起こす原因となる病原体は、菌類(糸状菌など)、細菌、ウイルスがあり、同じ作物を繰り返し栽培すると発生が多くなるため、連作障害の主な原因となっています。

青枯(あおがれ)病

症状
  • 日中に茎や葉が急にしおれ、曇りや夜間には一時的に回復というサイクルを繰り返す。
  • 上部の葉から株全体に広がる。
  • そのうち回復がなくなり青みを残したまま枯れてしまう。
  • 茎や根を切断すると変色しており乳白色の粘液が出る。
  • 短期間のうちに被害が広がる。
発生時期&条件 高温多湿の時期(梅雨入り~10月頃まで)
発生しやすい野菜 トマト・ナスなどナス科の野菜
ポーマンを使用
した処置例
【元肥】
<ポーマン-G>
ポーマン-G(5袋/10a)を溝施肥2袋と全面散布3袋、有機質肥料、肥効調節型肥料を溝施肥。
<ポーマン-L>
ポーマン-L(100倍液)を株下の下層域20cm下に灌注。

【追肥】
<ポーマン-L>
各種液肥を葉面散布、ポーマン-L(100倍液)の葉面散布。

萎黄病(いおう)病

症状
  • 新葉が黄色くなる。
  • 葉が小さくなったり縮んだり奇形化する。
  • 高温時に症状が激しくなる。
  • 葉が黄色くなり落葉して枯れていく。
  • 茎を切ると変色している。
  • 根は黒くなり腐敗する。
発生時期&条件 高温期(25℃以上~夏の終わりまで)
発生しやすい野菜 ダイコン・キャベツなどアブラナ科の野菜
ポーマンを使用
した処置例
【元肥】
<ポーマン-G>
ポーマン-G(5袋/10a)を溝施肥2袋と全面散布3袋、たい肥、石灰肥料。
【追肥】
<ポーマン-L>
ポーマン-L(100倍液)を株下の下層域20cm下に灌注。

つる割(われ)病

症状
  • 日中に下葉がしおれて夜に回復を繰り返す。
  • そのうち全体に広がり夜になってもしおれたままで生気がなくなる。
  • 病状が進むと茎から茶色い汁が出たりカビが発生する。
発生時期&条件 4・5月~10月頃(20~30℃近辺)
発生しやすい野菜 キュウリ・スイカなどウリ科の野菜
ポーマンを使用
した処置例
【元肥】
<ポーマン-G>
ポーマン-G(5袋/10a)を溝施肥2袋と全面散布3袋、たい肥、石灰肥料。
【追肥】
<ポーマン-L>
ポーマン-L(100倍液)を株下の下層域20cm下に灌注。

根こぶ病

症状
  • 発病すると生育が徐々に悪くなり葉が色あせていく。
  • 根の細胞が異常に増殖しており、大小のこぶができている。
  • ネコブセンチュウの症状と似ているが、コブが大きい。
  • 発生はアブラナ科に限られる。
発生時期&条件 4・5月~10月頃(20~30℃近辺)
発生しやすい野菜 ハクサイ・キャベツなどアブラナ科の野菜
ポーマンを使用
した処置例
【元肥】
<ポーマン-G>
ポーマン-G(5袋/10a)を溝施肥2袋と全面散布3袋、たい肥、石灰肥料。
【追肥】
<ポーマン-L> ポーマン-L(100倍液)を株下の下層域20cm下に灌注。

半身萎しゅう病

症状
  • 始めのうちは片側の下の葉が黄色く変色し、巻き上がるような症状が出る。
  • 葉の主脈を中心として片側だけに現れることが多い。
  • しおれが進むと反対側の葉も変色し、株全体に広がり枯れてしまう。
  • 茎を切ると薄茶色く変色している。
発生時期&条件 25℃前後で多湿だと多発(夏場の高温期は発生しにくい)
発生しやすい野菜 ナス・トマトなどナス科の野菜
ポーマンを使用
した処置例
【元肥】
<ポーマン-G>
ポーマン-G(5袋/10a)を溝施肥2袋と全面散布3袋、たい肥、石灰肥料。
【追肥】
<ポーマン-L>
ポーマン-L(100倍液)を株下の下層域20cm下に灌注。

線虫害

線虫は土壌中に生息しており、体長は1ミリ以下でウナギのような細長い形状をしています。主に根に寄生し、コブを形成する線虫(ネコブセンチュウ)や根を腐らせる線虫(ネグサレセンチュウ)がいます。寄生された作物は「しおれ」や「立ち枯れ」といった生育不良を起こしますが、線虫被害と認識されないことが多いです。一度圃場に侵入した線虫を根絶やしにすることは不可能に近く、侵入しないよう防除することが肝心です。

線虫の特徴

ネコブセンチュウ

症状
  • 土の中に生息している。
  • 根だけでなく葉にも寄生する。
  • 細長い糸状で肉眼ではほとんど確認できない。
発生時期&条件 3~10月頃に発生しやすい。
卵で越冬し、春になると孵化して1か月程度で成虫に成長する。 15~30℃前後で多湿だと増殖する。
被害を及ぼす
代表的な線虫
ネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウ、シストセンチュウなど。
ポーマンを使用
した処置例
<ポーマン-G>
ポーマン-Gの施肥、石灰肥料、堆肥

生理障害

土壌中の養分の過不足や、気温の変化や降水量、日射量のストレスによって引き起こされる生理的な障害のことを生理障害といいます。天候を変えることはできませんが、適切な施肥により養分のバランスを整えることは可能です。養分バランスは、野菜の種類により異なるため、その野菜に合った施肥をする必要があります。また、単に不足している栄養素を補給すれば効果が出るというわけではありません。気温や水量などさまざまな環境要因が絡み合って障害となっているので、なぜその栄養素が過不足状態を起こしているのか、原因を探ることが重要です。

施肥で補給が必要な要素

肥料として与える必要のない水素(H)・炭素(C)・酸素(O)を除く。

肥料の三要素

植物の生育に不可欠で多量に必要とする元素の中で、特に肥料として多く施用すると効果が大きい3つの要素のことをいいます。市販肥料に表示されている数字は、この三要素の成分量の割合を示しています。数字が大きいほど成分が多いことになります。

窒素(N)状 生長に最も大きく影響し、特に葉・茎を大きくする。葉色を濃くする。
リン酸(P) 生長の盛んな部分(花・実・根)に必要。開花や結実を促進する。
カリウム(K) 主に根の生長と、細胞内の浸透圧調整に必要。植物を丈夫にする。

中量要素

窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)の次に植物中の含有量が多く、要求量も比較的多く必要とする要素のことをいいます。

カルシウム(Ca) 細胞壁や細胞膜を強くし、耐病性を強化する。
マグネシウム(Mg) 葉緑素をつくる働きがあり、光合成を高める。
硫黄(S) タンパク質のもとになる。アルカリ土壌を改善する。

微量要素

要求量は微量でも植物の生育には不可欠な要素のことをいいます。
過剰や欠乏すると多量要素と同様に生理障害を引き起こします。

鉄(Fe)・マンガン(Mn)・ホウ素(B)・亜鉛(Zn)・銅(Cu)・塩素(Cl)・ モリブデン(Mo)

有用元素

必須元素ではないが特定の植物に重要で、与えると生育が促進される元素のことをいいます。

ケイ素(Si)・ナトリウム(Na)など